ご家族に連れられて90歳の方がいらっしゃいました。
腰も膝もサポーターをつけ、身体が痛くて固まっています。
心臓も悪いそうです。
ご高齢の方をお迎えし、正直、身震いする思いです。
ですが、HSTiの根本には「アキラメナイ」哲学があります!
サポーターを外し、ゆっくりとうつ伏せになっていただきます。
「アイタタタ……!!」
痛くて身体が斜めにしかうつ伏せになれません。
その状態から振り幅の細かい揺らしを長時間行います。
じっくり、じっくり。
「いかがですか?」
「気持ちええ…」
少しずつ、斜めだった身体も、ほぐれて平らになっていきます。
うつ伏せのまま、続いて膝を施術。器械ではなく手技による施術です。膝が大きく捻れていて、直すと膝から下へ血流が良くなることが手にはっきりと伝わります。
これだけ血流が悪かったということは、心臓にも大きな負担がかかっていた筈。
逆にいうと、血流が良くなったことで心臓の負担も減ると思われます。
急に血流が良くなることの不安もご家族にお話します。
触ってみて驚いたのは、骨がしっかりなさっていること!
「すごくしっかりした骨をしていらっしゃいますね!」
「まいーにち小魚を砕いて粉にしたものとかレモンとか食べていたっけね〜」
「!!レモン!! それです!! 骨粗鬆症の改善にレモンをしゃぶると良いのですが、毎日食べていらっしゃったことで、骨がしっかりしていらっしゃるんですね!!」
「本当に? 今はすっかい(酸っぱい)って言って食べていないんだけど、毎日食べていたレモンが良かったんだね〜」
施術後、
「いかがですか?」
「アイタタタ…痛いけど、ずうっと楽だ」
「膝のサポーターはもういらねぇや」
「すごい! 大丈夫ですか?(^^;)」
お帰りの際はサポーター無しで歩いて行かれました。
感動です。ご高齢でも、アキラメナイ!
0 件のコメント:
コメントを投稿